福建省福州市は芸術の都として古くから知られ、良い製品と偉大な人物も輩出してきた。福州市は古代から受け継がれ、洗練され、優雅な寿山石細工で特に有名である。
寿山石はフェニックスとも称される。空高く、雲の高さに在り。”これは寿山石を讃えるために清の時代に福州の詩人Zheng Luoyingが詠んだ詩である。寿山石は福州の北の郊外寿山村で採れる。まるで天国でとれたかのようにそれは極彩色
で、すべすべして、愛らしく、“天国の宝石は寿山にあり”とも言われる。
明と清以前、中国の学者から推奨された“判子石の３つの宝”の内２つは寿山石であった。ひとつはＴｉａｎｈｕａｎｇ石で、“1 Liang（５０ｇ）のＴｉａｎｈｕａｎｇは３Liangの金に相当する”と詩に詠われ、もうひとつは“ひすいのようであるがひすいではなく、ひすいよりも優れている”と言われるＦｕｒｏｎｇ石である。
寿山石はユニークで世界でも珍しい色を持ち、中国の宝石の中でも他に類の無い格と品質と資質を持っている。何年にも渡って福州市に伝わる伝説は寿山石文化の重要な一部になっている。
伝説の中では“女神が空を改良し、寿山に石を残した”、と言う者と”不死鳥が世界に色付の卵を残した“、と言う者が砕石夫の間で何千年にもわたり広く賞賛され広められてきた。現在の地質学者の研究や化学者の分析により寿山石の色の秘密は漸く明らかになった。2億3千年から6千７百年前、寿山東部に大きな地政上の変化があった。地表からマグマが溢れ出した。酸性ガスや液体は周りの地層の中で長石に成り、冷され、後に結晶となった。
何千年もの間天国と地上の魂を引きつけ、太陽と月の明るさを集め、風邪と雨の湿気を吸って現在の素晴らしい福州寿山石が出来上がった。
寿山石の開発は1万５千年以上の歴史がある。過去の名士たちの骨の折れる模倣により素晴らしい形状で、気迫があり、自然と人工の美しさが合わさった多くの芸術的財産が作られた。
寿山石には光り輝き、カラフルな120以上の種類がある。それぞれの寿山石はじっくり読み込む本やゆっくり鑑賞する絵のごときものである。それらは自然の中で形作られ、その薄い地層のため、砕石夫によっては1年かけても殆ど見つけられないこともある。故に幾つかの寿山石は“何百年にひとつの希少な財宝”とも賞されている。幾つかの寿山石は二つとないものである。全ての寿山石は独特である。その柔らかさ、素晴らしさ、細工のしやすさ、色が変化しないことからくる寿山石の知名度の上昇によって日本、韓国、東南アジア、香港、マカオ、台湾の収集家によって高貴なものとして扱われているだけでなく、他国のリーダーや外国の要人等国賓に対するすばらしい贈り物として使われている。
福州市「寿山石珍品館｣に展示が許されるのは中華人民共和国の中でも特に優れた名工のみです。寿山石文化を愛する人たちの訪問やコミュニケーションを心から歓迎しています。そして、中国の伝統的文化の発展と進化を促進し数百の花薗の中の希少な花である寿山石をもっと輝かせたいと願っています。
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